【イベントレポート】日光の関係人口、ライト・キャリア・ガーデンが取組むNILS(ニルス)が開校!

2025年11月15日(土)〜16日(日)、日光の関係人口として活動を続けるライト・キャリア・ガーデンさんが、
Nikko IKIGAI Learning Studio(通称:NILS/ニルス)のプレ開校プログラム
「大人のための人生考房|IKIGAI探索ワークショップ vol.1」を開催しました。

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テーマは、“日常を離れ、自分に還る2日間”。

「このままでいいのかな」「そろそろ次の一歩を考えたい」——
そんな小さな違和感や期待を抱えた大人たちが、日光に集まりました。


目次

日常を離れ、「自分」に還るフィールドへ

1日目の会場は、東武日光駅前の mekke(日光郷土センター)2階にあるコワーキングスペース。
週末の観光客でにぎわう通りから、階段を一段ずつ上がっていくと、
ふっと静けさが訪れる、ひらけた空間が現れます。

2日目の会場となるのは、中禅寺湖畔のイタリア大使館別荘記念公園。
湖面を渡る風と木々のざわめき、木の温もりに包まれた建築空間は、
自分の内側にそっと耳を澄ませるのにぴったりの場所です。

仕事、家事、子育て、地域活動——。
日常で背負っているいろいろな役割を、
2日間だけいったん脇に置いてみる。

少人数だからこその安心感の中で、
「自分のこれから」にじっくり向き合う時間が流れていきました。

好きなこと・得意なこと・社会の役に立てること。
それらが少しずつ重なっていく場所を、
ライト・キャリア・ガーデンのお二人とともに学び合いながら探っていく——。

これが、ニルスのIKIGAI探索ワークショップのテーマです。


参加者は「人生の節目」に立つお二人

今回の参加者は、「なんとなく」ではなく、
人生の節目に、あえて立ち止まりに来た、二人の“大人”でした。

ジミーさん

茅ヶ崎で自分のお店を構えて3年半。
店のあり方も、まちから求められる役割も、少しずつ変化してきたタイミング。

空き家活用の相談を受けたり、高校生向けワークショップに声がかかったりと、
まちとの関わりは広がっている一方で、

「この先の3年半、自分はどう在りたいんだろう?」

と、ふと立ち止まる感覚があったと言います。
そんな折、日光でのIKIGAIワークショップの案内が届き、
「ここで一度、ちゃんと考えてみよう」と参加を決めました。

きくちゃんさん

地元・日光で公務員として働きながら、大学院修了を経て専門性を磨いてきたきくちゃんさん。
これまで積み上げてきた知識や経験を活かして働いてきたものの、
異動を経て「自分の強みを活かしきれていない」と感じる場面が増えてきたと話します。

「人生の後半戦、このまま受け身で流されるのではなく、
もう一歩、自分からチャレンジしていきたい」

そんな思いで、ニルスに飛び込んできたそうです。

日常を離れた日光というフィールドだからこそ、
「なぜこの場に来たのか」「今、どんなモヤモヤを抱えているのか」を、
飾らない言葉で話せる空気が、ゆっくりと育っていきました。


1日目午前:日光の門前町で、「話す」「聴く」から始める

一つのテーブルを囲んで、まずは自己紹介をかねたアイスブレイクからスタート。
名前や職業だけでなく、「最近気になっていること」「今日ここに来た理由」まで、
一人ひとりが自分の言葉で語っていきます。

笑い声も混じりながら場があたたまってきたところで、
ライト・キャリア・ガーデンの中村さんから、
このワークショップの“核”となるプログラムが紹介されました。


キャリアコンストラクションインタビュー:5つの問いで、自分の物語をひらく

午前のメインプログラムは、
「キャリアコンストラクションインタビュー」と呼ばれるワークです。

ここでいう「キャリア」は、
単なる「仕事の経歴」や「肩書きの並び」ではありません。

これまでの人生で出会ってきた人、本、物語、場面、言葉——
その断片を丁寧にたどりながら、
「自分は何を大切にして生きてきたのか」を見つめ直していくプロセスです。

投げかけられたのは、こんな5つの問いでした。

  1. 子どもの頃に憧れていた人は?(3〜6歳ごろ、両親以外で)
  2. 日常的に触れてきたメディアは?(雑誌・本・SNS・テレビなど)
  3. 好きなストーリーや作品は?(本・漫画・映画など)
  4. 大切にしている言葉や名言は?
  5. 3〜6歳ごろの、強く覚えている出来事は? その場面にタイトルをつけるとしたら?

一見、キャリアとは無関係に見える問いのようですが、
答えをたどっていくうちに、
その人らしさの“芯”が、少しずつ輪郭を帯びていきます。


ジミーさんの物語:主人公ではないキャラクターに惹かれてきた理由

ジミーさんが挙げた憧れの人物は、
サッカー日本代表の中村俊輔選手、
体格のハンデを工夫で乗り越えた同級生のサッカー少年、
『ONE PIECE』に登場するキャラクター「ウソップ」など。

どれも「圧倒的なヒーロー」ではなく、
自分なりの工夫と視点でチームに貢献していく存在です。

「自分は、何か一つのスキルに突出したタイプではない。
でも、小さな工夫をすることで、人をつなげたり、全体を支えたりするポジションが好きなんだと思います」

と話すジミーさん。

日常的に見ていたのは、特定の雑誌というよりも、
人から聞いた話をその場で検索して調べていくスタイル。

「見えるものより見えないものを」
「正しさよりも配慮を」

そんな言葉が、心に残っている名言として出てきました。

そして3〜6歳ごろのエピソードとして挙げられたのは——

  • 幼稚園の頃、初めてのサッカーの試合。
    ゴールキーパーとして一番後ろから見た、ピッチと仲間の姿。
  • 3歳のとき、家族旅行で行ったオーストラリアで、
    カンガルーに蹴られてしまった怖い体験。
  • 7歳のとき、近所の犬に頭を噛まれて救急車で運ばれた出来事。
    麻酔なしで縫ったという、今思い返しても強烈な記憶。

それぞれの場面に「タイトル」をつけてみると——

  • 初チャレンジ
  • また蹴られる
  • 地球からのメッセージ

という言葉が生まれました。

怖かった記憶さえも、「今の自分をつくった一部」として
あらためて意味を与え直していく。

それを横で聴いているファシリテーターと参加者も、
思わず自分自身の幼少期の記憶に引き戻されるような時間でした。


きくちゃんさんの物語:ぶれない人への憧れと、自分の迷い

きくちゃんさんが挙げた憧れの存在は、
プロ野球選手の桑田真澄選手、
『ドカベン』の殿馬一人など。

体格的には目立たなくても、
自分のスタイルを貫き、紆余曲折を経ても“自分の活かし方”を知っている人たちです。

「自分はどうしても迷いが生じて、ぶれてしまう。
でも、憧れてきた人たちは、自分を持っていて、ぶれない」

と語るきくちゃんさん。

日常的に読んでいるのは、
日経新聞やガバナンス、プレジデントなど、
仕事ともつながる硬派な雑誌たち。

「くまなく情報が載っていて、全体像をつかみやすい。
学生時代に読み比べて、自分にはこのスタイルが合うなと感じたんです」

好きなストーリーは、勧善懲悪ものや水戸黄門的な世界観。
そこには、「最後は筋の通ったところに落ち着いてほしい」という願いが滲んでいました。

3〜6歳ごろの記憶として語られたのは——

  • 父と一緒に行った、初めての東京ドーム観戦(巨人阪神戦)。
    試合前、ドームの前で撮った記念写真の光景。
  • 夕焼けの海を眺めた海水浴の思い出。
  • 弟としたキャッチボールで、ボールの痛みと力量差を感じた場面。

それぞれにタイトルをつけてみると、
「現場はすごい」「海って広い」「夕日のキャッチボール」など、
どこか“世界の大きさ”を感じる言葉が並びました。


5つの問いが、眠っていた原体験を呼び起こす

インタビューの中では、
ファシリテーターが聞き取った内容を一度まとめ、
本人に「こんなことがあったんですね」と差し出していきます。

そのプロセスを通じて、
自分の口から出た言葉でありながら、
「他者の耳を通って返ってきた自分の物語」に触れることになります。

「そうそう、それが言いたかった」
「そこはちょっと違って、こうかもしれません」

と、微調整していくうちに、
ぼんやりしていた自分像が、ゆっくりピントを合わせていく感覚。

5つの質問は、そのための“入口”に過ぎませんが、
隠れていた原体験に光を当てる、力強いきっかけになっているようでした。


ゆばむすびとAI婚:お昼どきに交差する、「これから」の話

たっぷり頭と心を使ったあとは、
地元・補陀落本舗さんのゆばむすびでランチタイム。

やさしい味のおむすびを頬張りながら、
テーブルでは自然と話題が広がっていきます。

窓の外に見える紅葉の色づきから、
最近話題になった「AI婚」や海外のAIカウンセラーのニュースまで。

「AIは人間に寄り添っていくのか、
それとも人間のほうがAIに寄っていくのか」

そんな問いも飛び出し、
正解のないテーマを前に、それぞれの感覚を交換していきました。

キャリアの話も、テクノロジーの話も、
“これからどう生きていきたいか”という問いにつながっていく。

休憩時間でありながら、
どこかワークの延長線上のような濃度のある会話が続きました。


ちょっとひと休みに紅葉散歩:思考から、身体へ

食後は、休憩がてら mekke日光郷土センター 近くの天理教日光大教会の境内へ紅葉散歩に出かけました。

石畳を踏みしめる感触、
足元でカサカサと鳴る落ち葉の音、
ひんやりとした空気の中に漂う土と木の匂い。

鮮やかな赤や黄色の木々を見上げながら歩いていると、
さっきまで言葉を使ってぐるぐる考えていた頭が、
少しずつ“身体の感覚”へと切り替わっていくのがわかります。

「竹の緑と紅葉のコントラストが美しいですね」

そんな言葉もこぼれながら、
ゆるやかな歩みが続きました。


午後:日光移住したクリエイターの「モヤモヤ」と「これから」

午後は、日光市に移住して5年目のクリエイター・高橋広野さんをゲストに迎えたIKIGAI講話。

  • 大学院の修士研究の舞台が日光だったこと
  • そのご縁のまま、日光に暮らし・宇都宮で働く二拠点生活にたどり着いたこと
  • 独立を機に、日光をベースにしながらも、全国各地へ仕事を広げはじめたこと
  • 地元のお祭りや地域コミュニティに入り込みつつも、
    「いつまでここにいるのか」はあえて決めすぎないスタンスでいること

など、現在進行形の“日光での暮らしと仕事”について、
成功談だけでなく、迷いやモヤモヤも含めて率直に語ってくれました。

印象的だったのは、参加者との対話の中で気づいた
「名前や肩書きが、自分を縛ることもある」という話。

「移住者としての期待や、『日光の◯◯さん』という見られ方が、
自分の動きを無意識に狭めてしまうこともあるんですよね」

という言葉に、
ジミーさんもきくちゃんさんも、深くうなずいていました。

茅ヶ崎で「とまり木」というお店を営むジミーさんも、
「“とまり木のジミー”ではない、自分自身をどう捉え直すか」というテーマに、
最近向き合い始めていたタイミングだったそうです。


主催者である中村さん自身にも、改めて自分のあり方を見つめ直すきっかけにもなったようです。

「『日光の関係人口の中村さん』『◯◯という肩書きの人』として見られるのではなく、
いったん肩書きを外して、自分は何者でありたいのかを見つめ直す時間も定期的に必要では?」

それは、参加者の二人にもそのまま跳ね返ってくる問いでした。

  • 地域に求められる役割に応え続ける自分
  • 組織の中で期待されるポジションをこなす自分
  • お店や仕事の肩書きと結びついた自分

そこから一歩離れて、
「ただの自分」としての感覚を取り戻してみる。

このワークショップは、お互いに学び合い、気づき合いながら
そんな贅沢な“余白”を持つための場でもあったのかもしれません。

1日目・後半戦:IKIGAI探索ワーク――「ライフチャート」で自分の物語を見える化する

1日目の後半は、IKIGAI探索ワークとして、自分の人生を「ライフチャート」に呼び起こす時間でした。ワークシートに自分が大切にする価値観の順位付けを行い、横軸を“時間”、縦軸を“そのときの気持ちの浮き沈み”として線を引きながら、対話を通して、ライフチャートに起こしていきます。「あのときはどんな気持ちだった?」「今振り返ると、何がいちばんしんどかった?」といった問いかけに、参加者が言葉を探しながら応えていくことで、頭の中に散らばっていた出来事が、少しずつ一本の“物語の線”としてつながっていきました。

印象的だったのは、うまくいっていた「山」の時期だけでなく、迷いやしんどさを感じていた「谷」の時期にも、ちゃんと意味が見えてくることです。しんどいなかでも続けてこられた理由や、その経験を通じて育った感覚に光を当ててみると、「自分は、人を支えたり場を整えたりしているときに一番しっくりくる」「専門性を活かして、誰かの一歩を後押しするときに喜びを感じている」といった、自分らしさの傾向が浮かび上がってきます。午前中のインタビューで出てきた「憧れの人」「好きな物語」「大切にしている言葉」などのキーワードも書き添えながら眺めることで、好きなこと・得意なこと・大切にしたい価値観が、ライフチャートの上で自然と重なりはじめました。

参加者からは、「次の一歩が見えてきた」「これからの自分の生き方が少し楽しみになった」「なんとなく抱えていたモヤモヤに名前がつきはじめた」などの感想がこぼれました。問いと対話を重ねた1日目は、自分の人生を俯瞰し、奥底に眠っていた原体験をそっと掘り起こす時間に。静かだけれど確かに、これからの自分へとつながっていく1日になったようです。

いろは坂を登って、中禅寺湖へ:ゆとりろ日光で、「ゆるむ」時間

夕食後はバスで宿泊先の「ゆとりろ日光」へ移動。
温泉や休憩をはさみつつ、それぞれが心地よい場所に身を置きながらの“ゆるやかな対話タイム”に。

昼間に見え始めた自分のテーマを、もう一段深く言葉にしてみたり、
これまでの道のりをお互いに語り合ったり——。

本を開いたり、静かに考え込んだり、笑い合ったり。
「完璧に時間割を決め込まない」ニルスらしい緩さの中で、
参加者同士の距離が少しずつ縮まっていきました。

2日目:湖を眺める朝食と、会場までの湖畔ハイキング

2日目の朝は、ホテルでのんびりと朝食をいただくところから始まりました。
窓の向こうには、中禅寺湖を望む静かな景色。朝日を浴びながら、
「昨日のワークで印象に残っていることは?」「今、どんな気持ちでいる?」と、
一人ひとりが言葉を選び直すように、ゆっくりと振り返りの時間を持ちました。

朝食後は、宿から湖畔沿いの道を歩いて、メイン会場となる
イタリア大使館別荘記念公園へ。道すがら、立木観音に立ち寄りながら、
中禅寺湖の雄大な景色を横目に、時には話し、時には黙々と歩き、
時には立ち止まってカメラを構える——そんなリズムで進んでいきます。

木々のざわめき、鳥のさえずり、波の音。
五感を総動員しながら湖畔を歩くうちに、
昨日の対話の中で生まれた言葉や気づきが、
少しずつ自分の中で整理されていくのがわかるようでした。

程よい運動と、自然の中での静かな時間を経て、
このあと会場でじっくりと内省に向き合うための心と身体の準備が、
しっかりと整っていきました。

イタリア大使館別荘記念公園で「自分と向き合う時間」を

湖面を渡る風、木々の揺らぎ、
美しい建築空間に身を置きながら、
ここからは「自分一人の言葉」にじっくりと向き合う内省タイムです。

ぼんやりとただ湖を眺めたり、
建物の中を行き来しながら言葉を探したり、
外の桟橋で、波の音と落ち葉を踏む音だけを聴きながら思考を深めたり。

誰にも急かされない時間の中で、
一人ひとりが自分なりのペースで“イキガイの断片”をすくい上げていきました。

お昼休み:食後に自然と始まったレゴ®シリアスプレイ®

お昼は、日光みうらのお弁当。
青空と湖を眺めながら、雑談も交えつつ、
内省タイムで考えたこと・感じたことを言葉にし直していきます。

食後は自然な流れで、
中村さんが用意していたLEGO®シリアスプレイがはじまりました。

ひとつのテーマに対して、
それぞれが「思うままのかたち」をブロックで組み立てていくと、
完成した3つの作品はまったく違う姿に。

その形は、自分のこれまでの人生のあり方を表している——
そんな前提で、お互いに質問を投げかけながら、
ブロックに込められた意味を言葉にしていきました。

  • 「なぜこのブロックを一番上に置いたのか?」
  • 「この隙間は、何を表しているのか?」
  • 「ここのこの色・形にはどんな意味が込められているのか?」

問いと対話を繰り返す中で、
自分でも気づいていなかった価値観やクセが、立体的に浮かび上がっていきます。

再び一人ひとりの内省の時間をとり、
中禅寺湖の揺れる波や落ち葉の感触をたしかめながら、
静かに自分と向き合うひとときとなりました。

「ここで終わり」ではなく、「ここから始まる」ふりかえり

プログラムの最後には、館内の喫茶室でコーヒータイム。
ゆったりとした空気のなか、ふたたび全員で輪になり、この2日間のリフレクション(ふりかえり)を行いました。

「この2日間で気づいたことは?」「これから試してみたい“小さな一歩”は?」「参加する前に感じていたモヤモヤは、今どんな状態ですか?」——
問いかけに応えるように、一人ずつ言葉を紡いでいくうちに、
日常に戻る前に“ほんの少しだけ針路を変えてみる”ような、ささやかなアクションが、それぞれの中に形づいていきます。

2日間行動を共にしたことで、最後のコーヒータイムには、自然と笑顔がこぼれ、
「自然体の自分」でいられる、やわらかな時間が流れていました。
静かだけれど確かな変化の芽を胸に、それぞれが自分の日常へと戻っていく——
そんなあたたかな締めくくりとなりました。

最後は遊覧船に乗って会場を後にしました。
沈みかけた陽に湖面がやわらかく染まりゆく景色を眺めながら、それぞれがこの2日間を静かに自分の中に刻む、穏やかなひとときとなったことでしょう。


「ここで終わり」ではなく、「ここから始まる」場として、
ニルスの最初のワークショップは静かに幕を閉じました。

参加者からのコメント

僕自身、普段の活動や仕事を通じて自分のことを振り返る節目のタイミングだと感じていまして、どこかで時間を作ってこれからの方向性を整理したいと思っていました。 一方で、日常の生活では時間的にも空間的にもなかなか落ち着いて自分と向き合う時間が作れていなかったため、今回の2日間を通して自分について落ち着いて考える機会にできたらと考えたのが参加のきっかけです。 初日に自分のこれまでについて振り返りを行い、言葉に出す時間をたっぷり取っていただいたことで、2日目の中禅寺湖やイタリア大使館での時間がとても充実したものになりました。イタリア大使館の落ち着いた雰囲気も心をリラックスさせてくれましたし、日光のような歴史がある場で、風の音や水面の揺らぎ、鳥の囀りや落ち葉を踏む音を聴きながらぼーっとしたり半分あれこれと考えることで、これまで無意識で思っていたことが言葉になり、これから自分自身がどうしていきたいのか見えてきました。 普段の生活の中ではなかなかできない考えを深める時間をいただけたので、また考えが煮詰まったり、落ち着いて振り返る時間を作りたくなったときに参加したいと思います。ありがとうございました!! (ジミーさん)

ライトキャリアガーデンのお二人から、フォルケホイスコーレを日光で実現したい‼︎という話を伺い、お二人はコツコツと準備を重ねてきました。通い慣れたいつものmekke で、自分自身に向き合って内省しました。今年に入ってから抱えているモヤモヤを対話しながら、丁寧に解きほぐして頂きました。毎日が慌ただしく過ぎ、自分自身を振り返る時間もない中で、本当に貴重な時間でした。ありがとうございました。(きくちゃんさん)

自然も歴史も文化も感じられる日光の街でワークショップを始めたのが4年ほど前。主催する私たち自身も含めた学び合いの場を重ねながら膨らんでいた「より内省を深めるために、もっと長い時間を過ごしたい」という思いを実行に移したのが今回の2Days企画。とにかく始めてみよう!と見切り発車的なプレ第1回にもかかわらず、お二人が参加してくださいました。 取材で全行程に同行してくださった広野さんをゲストスピーカーに巻き込んだり、行程の一部を変更して当日みんなで決めたり。フォルケホイスコーレの考え方の中核をなす「好きなように過ごす」というエッセンスも意識して「余白」を活かす展開。長い時間を有効に使って満足感の残るプログラムにできるのか、本音を言えば1日目の途中まではハラハラしていました。(ライト・キャリア・ガーデンさん)

フォルケホイスコーレのエッセンスを、日光というフィールドで

ニルスのベースになっているのは、
デンマーク発祥の成人教育機関「フォルケホイスコーレ」。

学位や資格を目指すのではなく、
大人が人生について考え、対話し、学び合うために集う
“大人のための人生を考える学校”の考え方です。

今回のプログラムでは、その精神を大切にしながらも、

  • 日常から少し離れた、自然豊かな日光というフィールド
  • 数人単位だからこそ生まれる、安心感のある対話の場
  • キャリアコンサルタントでもある二人による、学び合いの時間

といった、ニルスならではの形で、立ち上がりの2日間がつくられました。

日光の関係人口として通いながら活動を続けるお二人は、
「たくさん集めるより、小さな芽を丁寧に育てたい」というスタンスで、ニルスを育てていこうとしています。

2030年ごろまでには、みんなで庭を手入れしに通いたくなるような校舎や、
人生についてじっくり考えられる「人生図書室」のような空間をつくることも、ひとつの夢なのだそう。
今回のプレ開校は、その未来につながる、確かな第一歩でした。

第2回の開催に向けて、すでに構想や準備も進んでいるとのこと。
日光の自然や文化に触れながら、自分のこれからと向き合ってみたい方は、
ぜひ次のNikko IKIGAI Learning Studio(ニルス)のプログラムに足を運んでみてください。

ライト・キャリア・ガーデン公式サイト

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