【日光でワーケーション】春の訪れを告げる“弥生祭”に、“参加する”というディープな体験

みなさん、こんにちは!
スマートワークライフ#Nikko(スマ日)をこよなく愛するJHです!
僕は毎月1回は必ず日光でワーケーションを楽しんでいるのですが、今年は「リフレッシュ+仕事」だけではなく、もっとディープに日光に関わりたいという気持ちが高まっており、その想いをスマートワークライフ#Nikkoの地元メンバーに相談してみました。
「何か刺激的な体験はできませんか?」と聞いてみたところ、教えていただいたのが、日光最大のお祭りのひとつ「弥生祭」でした。
ということでさっそく、毎年4月13日から17日までの5日間にわたって行われる、日光二荒山神社の例祭「弥生祭」に参加してきました!しかも今回は、ただ“観に行った”のではありません。松原町の皆さんとともに、花家体(はなやたい)の運行に向けた練習段階から参加させていただくという、非常に貴重な体験をさせていただきました。この経験は、僕にとって本当に忘れられないものとなりました。
弥生祭(やよいさい)とは?
日光二荒山神社の春の例大祭で、4月13日から17日の5日間行われるお祭りです。
弥生祭は1200年の歴史を誇る由緒ある祭りです。町ごとに装飾された11台の「花家体(はなやたい)」という華やかな屋台(山車)が市内を巡行し、参道石段に板を敷き詰め、大勢で力を合わせて一気に駆け上がる光景は見どころです。神橋での式典や、夜に灯りがともる家体は、伝統と幻想的な美しさを感じられる貴重な機会です。

飾り付けのお手伝い
驚いたのは、準備に取り組む皆さんの真剣さと丁寧さ。
弥生祭では、東町から7台、西町から4台、計11台の花家体が町中を練り歩きます。それぞれの町で飾り付けが異なり、個性あふれる装飾が施されています。私が参加した松原町の家体には、ヤシオツツジの造花で彩られた大きな木が、前後に1本ずつ取り付けられていました。もちろん、木に花を取り付けるのもすべて手作業。特に2本の木を家体に載せる作業は、力も時間も必要で大変でしたが、その分とても貴重な経験になりました。

作業を通じて、地域の方々の祭りにかける熱意や一体感を肌で感じることができました。練習段階から動きを確認し合いながら、日々深まっていく絆。まさに「地域の一員」として迎え入れていただいていると感じることができました。
弥生祭に“参加”する
そして、迎えた本番。
4月16日の宵祭には、僕も引手として実際に家体を引かせていただきました。この日は、旧日光市役所記念公園前に全町の花家体が集結し、壮観なパレードが行われました。

その後は、神橋で「登橋神事(とうきょうしんじ)」という厳かな手打式が執り行われ、夜には各家体に灯りがともされ、幻想的な雰囲気の中、それぞれの町へと帰っていきました。
日中から夜まで、町の皆さんと声をかけ合いながら汗をかき、進んでいくあの感覚。観光だけでは味わえない、“参加者だけが体験できる熱量”が、そこには確かにありました。

例祭当日の17日は、立場を変えてカメラマンとして活動。花家体の周囲を走りながら、皆さんの真剣な表情や笑顔をカメラに収めました。
ただ記録するのではなく、この熱気と誇りを“残す”という気持ちで向き合った時間は、自分自身にとっても大切なものになりました。
特に印象的だったのは、旅で立ち寄った外国人観光客の方々が、途中から引手として一緒に参加してくださったこと。

町の方々と肩を組み、日本酒を片手に歌い、笑いながら進むその様子は、国境を越えた交流の象徴でした。
おわりに
今回の体験は、ただのお祭り参加ではなく、日光という土地の“根っこ”に触れた感覚でした。
ワーケーションという言葉では語り尽くせない、人生の記憶に残る数日間。
仕事道具を一度脇に置いて、朝から夜まで身体と心をフルに動かす。そのような時間が、むしろ自分を整えてくれたように感じています。
日光には、自然や歴史、温泉、グルメといった魅力に加え、人と人との温かいつながりがあります。そのことを強く実感できたのが、この「弥生祭」でした。
次に日光でのワーケーションを計画される際には、ぜひこの時期を狙ってみてください。そして、ただ“観る”だけでなく、ぜひ“参加する”側へと一歩踏み出してみてください。
スマートワークライフ#Nikkoのフィールドは、仕事と休息の両立にとどまらず、地域と共に“生きる”感覚を味わえる場所でもあります。新しい働き方やつながりを模索している方にこそ、この特別な体験をおすすめしたいです。