ライト・キャリア・ガーデンさんが開催！ほぼ月イチNikkoつながりサロン｜会員活動レポート

2025.06.13

春のしだれ桜とキャリア対話の一日

スマートワークライフ#Nikko（スマ日）では、日光で活躍する会員のみなさんの取組を取材しています。
今回は、会員団体「ライト・キャリア・ガーデン」さんが主催する「ほぼ月イチNikkoつながりサロン」の様子をレポート。
舞台は春のしだれ桜が咲き誇る日光。あいにくのお天気でしたが、印象に残るつながりと対話の時間となりました。

雨でも心は晴れ模様。街歩きへプラン変更

この日（4月13日）は、所野薬師堂前でレジャーシートを広げてお花見交流会を予定していましたが、朝から空は本降りの雨。

それでも、キャンセルはゼロ。東武日光駅には予定通り参加者が集まり、「街歩き＋キャリア対話プラン」に切り替えて開催されました。

参加者は、埼玉からの来訪者、ご夫婦で日光に移住された方、学生時代のつながりから事業を立ち上げた地域プレイヤー、そして日光出身の行政職員など、多彩な顔ぶれ。それぞれの視点で、桜を楽しみながら地元話に花が咲きました。

傘をさしながら、ローカルな話に花が咲く

ルートには、高田家、虚空蔵尊、岸野家の三つの枝垂桜を選定。人通りの少ない静かな道を歩きながら、桜とともに地域の話題も満開に。

「この枝垂桜、何代にもわたって家族が守っているそうですよ」
「この通りは、昔は商店街として賑わっていたんですよ」

そんな地元ならではのエピソードが飛び交い、観光では得られない深い対話の時間になりました。

雨景色とともに味わう、日光名物「ゆばむすび」のランチタイム

街歩きの後は、mekke 日光郷土センターへ。途中で立ち寄った補陀落本舗のゆばむすびを手に、ランチタイムになりました。

大きな窓の向こうに広がるのは、山々が雨にけむる穏やかな景色。
話題は、参加者の仕事や暮らしのことから、日光最大の伝統行事のひとつである「弥生祭」の準備、市長選挙などの地域トピックまで多岐にわたりました。

まるで即席の地域ラジオ番組のような濃密なひとときでした。

今回いただいたのは、日光名物の人気商品「ゆばむすび」。
ふっくらと炊かれたおこわを、やわらかな半生ゆばで丁寧に包んだ一品で、
ひと口頬ばると、上品な薄味の醤油だしがふわりと香り、ゆばのほのかな甘みともち米の旨みが絶妙に重なります。

食後は、参加者がそれぞれ持ち寄った各地のお菓子を囲みながら、会話はそのままフリートークへ。
あちこちで話の花が咲き、笑い声の絶えない、なごやかな時間が流れました。

自分の“物語”に出会う、キャリア・カフェ

午後は、ライト・キャリア・ガーデンさんによる「キャリア・カフェ」ワークショップを体験。
心理学者マーク・L・サビカスが提唱する「ライフデザイン・カウンセリング」の手法に基づき、
“意味あるストーリー”を自ら語り、再構成する時間となりました。

使ったのは「レゴ®シリアスプレイ®」というツール。

ただ手を動かして模型を作るだけでなく、子どもの頃の記憶や、今の自分の価値観に触れる問いに向き合いながら、言葉と形で“自分”を立ち上げていきます。

「言葉にしづらい記憶も、ブロックで形にすることで自然と話せました」
「まさか憧れのキャラクターが自分の価値観にこんなに影響していたとは…」
と、参加者の皆さんからは驚きと発見の声が。

遊びのようでいて、深く自分に向き合えるレゴ®の時間は、会場全体に柔らかな集中の空気をもたらしていました。
“話す”のではなく“語ってしまう”ような、そんな不思議な感覚で、自己理解と対話を同時に育てるような、柔らかくも深いワークが展開されました。

今回のサロンは、

街歩きと桜を通じた共通体験
「ゆばむすび」を囲んでのカジュアルな対話
レゴ®と問いを通じた内省と自己言語化
相互共有と気づきのフィードバック

共通体験→対話→内省へと、やさしくつながる流れで、まさに“暮らしの中の学び”がにじむ一日となりました

今後の「ライト・キャリア・ガーデン」さんの取組にも注目！

ライト・キャリア・ガーデンさんは、「人生100年時代を自分らしく生きる」をテーマに、東京・神奈川を中心に活動するキャリアデザインのコミュニティです。
日光では“暮らし”を起点とした対話や交流を大切にしながら、北欧の「フォルケホイスコーレ」をヒントにした“人生のための学校”のような場づくりに挑戦しています。

日光の自然・文化・人とのふれあいを通して、自分の“IKIGAI”と出会い、小さなアクションを起こせるような、軽やかで実践的な学びの場を育んでいます。