【2025年度総集編】日光に「うず」を巻き起こした1年間の全軌跡。アイデアを事業へ、想いを形に変える「思考と対話」の記録|スマートワークライフ#Nikko


「日光が好き」「この街をもっと面白くしたい」 そんな純粋で、けれど行き先を模索していた小さな“うずうず”たちが、ひとつに集まり、大きな渦へと変わっていく——。
スマートワークライフ#Nikko(通称:スマ日)が主催する交流会「うず・うずカイギ in Nikko」。令和7年度(2025年度)は、これまでの「交流」という枠を超え、より実践的に「事業をつくる力」を養う1年となりました。
全10回にわたる開催の中で、私たちは何を学び、どんな未来を描いたのか。第12回から第21回までの全レポートを凝縮し、日光の新たな可能性を切り拓いた1年間の物語をここに記録します。
序章:新しく生まれ変わった「うず・うずカイギ」
今年度、うず・うずカイギは大きなリニューアルを遂げました。 「第1部:アカデミックな実践ワークショップ」と「第2部:カジュアルなビジネス交流会」の二部制。
「ただ集まって話すだけ」で終わらせない。講師に新規事業開発のプロであるリッキーさん(株式会社モグローカルCSO)を迎え、ビジネスの最前線で使われる思考フレームワークを、日光というローカルな現場に落とし込む。そんな挑戦的なスタイルが、多くの「うずうず」を抱えるプレイヤーを惹きつけました。

第一幕:自分を知り、顧客の「不」に耳を澄ませる(春〜夏)
事業づくりの第一歩は、自分自身の軸を知ること、そして徹底的に顧客の視点に立つことでした。
【第12回】人生という旅路からヒントを見つける
5月に開催された第12回のテーマは「ライフジャーニー」。 自分の人生をグラフ化し、幸福度の浮き沈みを可視化するワークを行いました。驚いたのは、参加者の皆さんが「過去のどん底体験」や「挫折」までをもオープンに語り合ったことです。 自分ではネガティブだと思っていた過去が、誰かにとっては「共感できる価値」や「ビジネスの種」に変わる。自己理解を深めることで、自分が提供するサービスの“軸”となる土台を固めました。

【第13回・14回】妄想を「現場」で検証する
6月・7月は、顧客の行動を時系列で追う「カスタマージャーニー」の作成と、実際に街へ出る「サウンディング(聞き込み調査)」を行いました。 「観光客は乗り換えに困っているはずだ」という仮説を携え、霧降高原や日光駅周辺でヒアリングを実施。すると、「不便だと思っているが、実は直通バスがあることを知らないだけ」「あえて不便さを楽しんでいる」といった、机の上では見えなかった“生の声”が次々と見つかりました。 「仮説と現実のズレこそが、最高のビジネスチャンスである」という学びは、参加者の視点を大きく変えました。


第二幕:情報の霧を晴らし、戦略を言葉にする(秋)
夏に得た膨大な「生の情報」を、いかにして整理し、第三者に伝えるか。秋のセッションは、思考の解像度を極限まで高めるトレーニングでした。
【第15回】KJ法による「課題の言語化」
8月のテーマは「KJ法」。バラバラの情報をカード化し、束ね、関係性を見出す。 ここで大切にしたのは「解決策を急がない」こと。まずは事実を並べて眺めることで、参加者全員の目線が揃い、地域が抱える真の課題が1つのストーリーとして浮かび上がりました。

【第16回】リーンキャンバスと、市長との対話
9月、第16回では、事業計画の骨組みを作る「リーンキャンバス」と、短時間で想いを伝える「エレベーターピッチ」を学びました。 驚きだったのは、今市・相生町で開催された交流会に日光市長がカジュアルなスタイルで参加されたことです。市長を囲み、ざっくばらんに地域の未来を語り合う。そんな「官民」の垣根を超えたフラットな対話の場が、日光には確実に育っています。

第三幕:地域の価値を再定義し、未来を逆算する(冬)
冬、季節が移り変わる中、視点は「個人の事業」から「日光という街の未来」へと広がっていきました。
【第17回】熱海から学ぶ、15年の再生物語
11月は、シャッター街から奇跡の復活を遂げた「熱海銀座商店街」の事例を深掘りしました。「空き店舗を活用し、しっかり稼げる事業を作る」「クリエイティブな若者を呼び込む」——。 熱海が15年かけて歩んできた地道で戦略的な取り組みを学び、日光で「選ばれる街」を作るためのUターン・Iターンの掛け合わせ方を熱く議論しました。

【第18回】11-Star Frameworkで描く究極の体験
12月、今市に新しく誕生した「ゲストハウス 木と枝」にて開催。 Airbnb創業者も使う「11-Star Framework」を用い、「日光での体験」を1つ星(最悪)から11つ星(宇宙旅行レベルの感動)まで想定しました。 「現在の点数は3.5点」という厳しい評価も出ましたが、それは期待の裏返し。5点(標準)を超え、11点を目指すために必要なものは何か。「高齢者と子どもが融合する仕組み」「夜でも温かい光が漏れる店」など、未来に向けた具体的なアイデアが飛び交いました。

第四幕:少人数での深化と、結実の「総集編」(2026年1月〜3月)
年度末、うず・うずカイギは最も濃密なフェーズを迎えました。
【第19回・20回】アイディアの具体化と「宣言」
1月・2月は、参加者一人ひとりの「うずうず」を具体的な企画に落とし込むワークを実施しました。 「日光×港区をつなぐイベント」「薪火とジビエのキャンプファイヤー体験」「AIセミナーの開催」。 少人数だからこそ、講師のリッキーさんやファシリテーターのキト&エダさんと膝を突き合わせ、実現可能性を徹底的にブラッシュアップ。2月にはランチ交流会も開催され、食事を楽しみながら「誰がいつ動くか」という具体的な相談が、あちこちのテーブルで自然発生していました。

【第21回】R7総集編:点と点が線になった1年
そして3月18日。今年度の集大成となる「R7総集編」が開催されました。 これまで学んできたライフジャーニー、カスタマージャーニー、KJ法、リーンキャンバス……。一つひとつの学びがどう繋がり、自分たちのマインドをどう変えたのかを総復習。 「最初はただの『交流会』だと思って参加したけれど、いつの間にか『事業を始める準備』が整っていた」という参加者の声に、1年間の積み重ねの重みが凝縮されていました。

終章:山を登り続ける仲間たちへ
講師のリッキーさんは、一貫してこう言い続けました。 「準備を間違えなければ、山は必ず登れる」
令和7年度のうず・うずカイギは、日光という険しくも美しい山に挑むための、最高の「ベースキャンプ」となりました。ここで得たのは、知識だけではありません。不便さも不満も共有し、それでもこの街で何かを始めたいと願う、切磋琢磨し合える「仲間」という財産です。
一人の小さな「うずうず」が、街全体を飲み込むような大きな「うず」になるまで。 私たちの挑戦は、令和8年度へと引き継がれます。
次は、あなたの番です。
スマ日は、いつでも新しいプレイヤーを歓迎しています。 「起業したい」「仲間が欲しい」「日光を面白くしたい」。どんなきっかけでも構いません。あなたの中にある小さな“うず”を、ぜひここに持ってきてください。
一緒に、日光の未来を「うずうず」させませんか?
スマートワークライフ#Nikko(スマ日)事務局
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