【イベントレポート】ユーザーの不を探す旅 カスタマージャーニーとは?|うず・うずカイギ#13

こんにちは!スマートワークライフ#Nikko(略してスマ日)の広報担当です! 今回は、2025年6月22日(日)に開催された「うず・うずカイギ in Nikko #13」の様子をお届けします。
テーマは「ユーザーの不を探す旅 カスタマージャーニーとは?」。 参加者がチームでペルソナ設定に取り組み、実際に観光で日光に訪れた際の場面を想定しながら、課題発見と課題を解決するアイデアの妄想に取り組みました。実際にビジネスになりそうなアイデアの種が溢れ出す、有意義なグループワークになりました。
イベント概要と当日の流れ
- 開催日:2025年6月22日(日)
- 主催:スマートワークライフ#Nikko
- 目的:チームで「カスタマージャーニー」を作成し、日常に隠れたビジネスの種を探し出すこと。
当日のスケジュール
第一部:mekke 日光郷土センター
- 自己紹介(スピーカー・参加者)
- レクチャー
- グループでカスタマージャーニー作成ワーク
- カスタマージャーニー分析
第二部:△モグラベース
- モグラのミニミニアイディアピッチ
- 交流会
リッキーさんによる「カスタマージャーニー」ワークショップ

今回は、株式会社モグローカルさんのブレーン役でもあるリッキーさんによる「カスタマージャーニー作成」ワークショップ。貴重な知見と実践的なノウハウをシェアしてくださいました。
「カスタマージャーニー」とは?

「カスタマージャーニー」とは、お客さんが商品を買うときの行動や、気持ちの変化を分析する手法です。
たとえば「どこでその商品を知ったのか」「どんな点に魅力を感じたのか」「購入を決めた理由は何か」「使ってみてどう感じたか」など、各ステップでの心理や行動を具体的に描き出します。
この「カスタマージャーニー」の仮説を立ててみることは、事業を始める上で非常に重要です。
なぜなら、ターゲットとなるお客さんの視点に立つことで、「本当に解決すべき課題は何か」「どうすれば届くのか」「どこでつまずくのか」などを事前に想定できるからです。
さらに、実際にお客さんと接しながら検証を重ねていくことで、サービスや商品の改善ポイントが見えてきます。
「思い込みではなく、実際の行動と感情を観察する」ことが、マーケティングや商品開発、広報・ブランディングにおいても、大きなヒントになります。
つまり、カスタマージャーニーは「売れる理由」や「選ばれる理由」を見出すための、事業づくりの地図とも言える存在です。
当日のワークショップの流れ

ワークショップは以下の流れで進行しました。
- グループに分かれて、日光に観光に来たペルソナを設定してみる。
「年齢・性別」や「役職・職業」、「性格・考え方」などを設定してみます。 - 実際に観光に訪れた際の状況を細かく設定してみる。
「フェーズ」「行動」「タッチポイント」「思考」「感情」「課題」を書き出します。 - 「課題」を解決する「魔法」を考えてみる。
どんな「魔法」が使えたら、その「課題」が解決するのか。アイデアを出します。 - リッキーさんからのフィードバック
それぞれのグループワークに対して、リッキーさんから共有、新たな視点や気づきを提示してもらいます。
実際にありそうな日光の課題を考えてみる
今回は2チームに分かれてグループワーク。実際に本当にありそうな日光の課題をテーマにしました。

一つのグループは、都内から鬼怒川温泉に旅行に来た外国人の20代会社員(デザイナー)を想定。
・直通の電車の予約が取れず、乗り継ぎになったこと。
・乗り換えの案内がわかりにくかったこと。
・駅に着いてから宿まで、歩きで向かわなければならなかったこと。
・浴衣の着方がわかりにくかったこと。
など、出発から宿に着く間だけでも、様々な課題が上がりました。
そんな課題に対し、
・都内から直通のバスがあったらいいよね。
・ARで乗り換え案内までしてくれるアプリがあったらいいよね。
・浴衣の着方を教えてくれるインバウンド対応のレクチャーがあるといいよね。
など、様々な実践的なアイデアが出ました。

次回は実際にサウンディングして、そのニーズが本当に求められているか調査?!

今回のワークショップでは、一旦参加者の妄想で、ペルソナを設定し、課題や実際の解決策を考えてみました。
しかし、アイデアのままサービスにしてしまうのは、まだまだ早いです。
本当にこのアイデアがサービスとして成り立つかを、実際にサウンディングし、検証していく過程が非常に大切になってきます。
次回のうず・うずカイギでは、実際に課題のある現場に出て、サウンディングに挑戦!
今回出たアイデアを実際にサービスに落とし込む手法を体験してみます。
本当にサービスにしてしまってももちろん構いません。
ぜひ一緒に、カスタマージャーニーを活用して、顧客体験の「不」を解決する手法を学びましょう!
第二部交流会は、△モグラベースで!

第二部は場所を移して、△モグラベースで交流会。モグローカルのアイディアピッチを話題に、ビジネスの考え方のコツをリッキーさんにツッコんでもらいました。

前回の参加者で現在珈琲を勉強中の方が、将来の独立に向けて、チャレンジショップ的にハンドドリップ珈琲を振る舞ってくれました。おかわりを希望する人もいるほど参加者から好評で、今後の自信にもつながった様子でした。
食事とともに珈琲を楽しみながら、自然と会話も弾み、交流が深まる非常に有意義な時間となりました。
仮説・検証の繰り返しで、初めて本当に必要なサービスが生まれる
今回の「カスタマージャーニー」の作成を通して、日常の至る所に課題やビジネスチャンスが潜んでいることに改めて気づきました。
チームでペルソナを設定してみることで、それぞれの視点から多様なアイデアや仮説が生まれ、「そんな見方もあるのか」と新たな気づきが得られたのも新しい発見。個人では思いつかなかったような課題やニーズにも出会うことができ、視野が広がったように感じます。
お客様の感情の動きを追体験しながら、「どうすれば本当に届くのか」を考え続けること。それが、これからの自分の事業づくりの役に立ちそうです。
次回のワークを通じて、今回の気づきがどのような形でサービスとしての可能性を広げられるか、今からとても楽しみです。
まとめ
今年から「うず・うずカイギ in Nikko」は2部制として生まれ変わりました。
- 第1部は、アカデミックな雰囲気でワークショップ中心
- 第2部は、カジュアルなビジネス交流中心
というスタイルにリニューアル。 今後ますます、多様な方々との「深い交流」が生まれる場になっていきそうで、次回が今からとても楽しみです!
次回は、7月26日(土)の開催です!予定を空けておいてくださいね!
