うず・うずカイギ in Nikko#1 レポート

みなさん、こんにちは!
スマ日 R6 アンバサダーを務めます、李 ジョンホです。
韓国出身、元日光住民である私が「日光のパワー」を発信していきます。

2024年になってからは初めての開催となる「スマートワーケーション#Nikko」に参加してきました。
その名も「うず・うずカイギ in Nikko×ワーケーション つながり、うずを生む 場づくりを語る会」です。

目次

はじめに

このワーケーションイベントは、観光地としても有名な栃木県日光市で開催。 3月1日・2日の2日間にわたっておこなわれました。

1日目は「“コミュニティー”とは何か?」「どうやってつながり、人を巻き込むのか?」について考える半日セッション。

そして、2日目は無料オプションツアーに参加して、日光の線香作りを参加して来ました。

それでは、さっそく「うず・うずカイギ in Nikko#1」の様子を見ていきましょう!

集合

今回のワーケーションイベント「うず・うずカイギ in Nikko#1」は、東武日光駅から徒歩約15分の会場「mekke日光郷土センター」で開催されるため、9時頃から徐々にみんなが集合し始めました。

参加者は、午前中から自由に交流会やセミナー、ワークショップに参加できますが、どうしても都合が合わない方は16時までに会場に集合していただくと問題ありません。

mekke日光郷土センター

セミナー1 登壇者:高橋龍征さん

13時からのセミナーは「つながり、うずができる場づくりの話」です。

自由参加ではありますが、CONECURI合同会社代表の高橋龍征さんが登壇者のため、参加しないと損って感じですよね。

高橋さんは、ソニー株式会社やサムスン電子ジャパン株式会社などで事業開発のマネージャーを務めた後、スタートアップの共同創業に携わり、それらと並行して、14年以上複数コミュニティーの運営に携わってきた、すごいキャリアを持つ方。

非常に貴重なセッションを受けられました!

自己紹介タイム

まずは、同じテーブルの参加者との自己紹介タイム。

私は、隣の席にいた埼玉県から来た熱意のある大学生Aさんと自己紹介をし合いました。

「新しい団体を始めたいので、勉強をしに来ました」と語るAさん。パッチリとしたイケメン眼鏡顔で目を輝かせながら、参加理由を語る彼の表情を見て、30代中盤に差し掛かった私もなぜか心が熱くなりました。

話をしてみるとわりとの平凡な大学生活を送っていた私とは一桁レベルの違うスーパー大学生。「やっぱりこのワーケーションに参加する人たちは・・・ただものではない。今日も新しい刺激をたくさん得られそうだ」と純粋に思いました。

「コミュニティーとは何か?」を考える

そして、さっそくセミナー本題へ。

「“コミュニティー”とは何か?」「イベント・コミュニティー・人脈は、それぞれどう違うのか?」をグループのみんなで語り合いました。

私は、人生で初めて「“コミュニティー”とは何か?」を考えることになります。ちなみに僕の同じテーブルには、大手電機メーカーでマネージャーをやられている方や、地域のラジオDJとして活躍されている方、メディアのプロライターなど、多様な職種の方々が集まっていました。

普段なら会うことにない方々とひとつのテーマで語り合えて刺激がたくさん!!

私は、今まで“コミュニティー”について、真面目に考えたことなかったので、それぞれの人が思う“コミュニティーの定義”を聞けて楽しかったです。

ちなみに、私は「コミュニティー=人生に潤いを与える、刺激し合える仲間たちとの共存場」だと思っています。

コミュニティーの立ち上げ方

次に、登壇者である高橋さんから、コミュニティーの立ち上げ方の流れについて解説していただきます。

印象的だった言葉はこちら。

みんな「始められない病」が原因で踏み出せていないけど、「素早く・小さく・試してみる」を行動に移すことで、誰でもきっとコミュニティーを立ち上げられる。

“興味→根源的動機(好きだから、何かを得たいから)→やってみる→失敗から学ぶ→反省する→人が集まってくる”の繰り返し(トライ&エラー)が大事

セミナー2 ファシリテーター:渡辺将大さん

興奮冷めやらぬなか、2つ目のセミナーへ。

ファシリテーターは、神奈川県小田原市でワーケーション関連イベントをおこなっている「小田原もくもくワーケーション会」代表の渡辺将大さん。

実際に小田原で行っている活動や、事例を踏まえ、自分がどのようにワーケーションのコミュニティーを形成できたかを楽しく語っていただきました。

渡辺さんは4つのポイントを大切にされているようです。

  1. 地域の起業家が集まりそうなところに行く
  2. 心地の良いコミュニティーを探す
  3.  SNSなどを通して、とにかく情報発信してみる
  4. 地域開催の交流会に参加してみる

また、渡辺さんは、以前は都内で暮らしていたようですが、小田原へUターンしたことで得たものの話や、意外に地方のほうが都内よりチャンスを掴めた話などをお聞きしました。

どうやら地方のほうが、空き家を提供してくれる人がいたり、地元の社長さんが金銭的にサポートをしてくれたりなど、多くのチャンスが広がっていたようです。

どんどん人とのつながりが濃くなっていったという渡辺さんご自身の体験談を興味深くおうかがいしました。

地域内外から人を巻き込んで何かをしたいと思っている方にとって、非常に参考になるセミナーだと思います。

私は「集団に溶け込み、その周りにいる人たちと仲良くなり、協力しない限りは、何も生まれない」という感想を持ちました!

ワークショップ1 “うずうず”を作る(アイデア創出ワーク)

次は、別のテーブルに移動し、参加者たちとワークショップをおこないました。

私のテーブルには、カイロプラクティック専門店のオーナーや、キャリアデザインのプランナー、学生団体の大学生の方々がいらっしゃいました。

みんなとタッグを組み、それぞれ日光でやってみたいこと、日光の良さと悪いところをトータル20分程度話しました。

そこで、私はエフェクチュエーションの5つの行動原則のうちの1つである 「手中の鳥の原則 (The Bird in Hand Principle)」に基づき、自分の興味・性格・状況などを絵に描いて、グループのみんなに説明しました。

なお、エフェクチュエーションとは、エキスパートの起業家に対する研究から発見された極めて高い不確実性に対処するために有効な思考様式のこと。

手中の鳥の原則 (The Bird in Hand Principle)とは、新しい方法を探すのではなく、今手の中にある方法で新しい何かを創造するという原則のことです。

そのあと、それぞれが描いた「自分自身」と、日光でやりたいそれぞれの想いを組み合わせて、グループとして日光でおこないたいアイデアをまとめて、グループ代表がみんなの前で発表。

私たちのグループはけっこうぶっ飛んだアイデアを発表しました(笑)

そのアイデアとは「日光はちみつ係」というサービスで、「プーちゃんを使って宇宙に日光の蜂蜜を届けてみたい」というもの。周りからもかわいいというリアクションをいただきました。

このワークショップは、自分自身を客観的に見ることができる良い機会でした。また、みんなが持っている日光に対するイメージを具体化できたのが良かったと思います。

最後はみんなで集合写真!いい笑顔ですよね!!

懇親会

19時30分から懇親会が始まりました。場所は、居酒屋「花結」さん。

セミナーやワークショップで「うずうず」を生み出すのも大事ですが、やっぱりみんなとカジュアルに語り合いながら、深く知っていくのも大切!

ワークショップでは関われなかったメンバーとも深い話ができて楽しかったです。

そして、宿泊先は、源泉100%の天然温泉を楽しめる「日光ステーションホテルクラシック」でした。

1日中、頭をいっぱい使ったので、ぐっすり眠れました~。

オプショナルツアー

2日目は、無料で参加可能なオプショナルツアー。

参加者みんなでバスに乗って辿り着いたのは、創業1940年、日光杉に囲まれた土地に建つ線工場「八丹堂」。

栃木県の「とちぎの伝統工芸品」に認定され、国内・海外問わずに大手メディアからの取材をたくさん受ける工房です。貴重な体験で、わくわくしますね!

まずは、線香の原料となる「杉粉」とサラサラした「本粉」に水をたっぷり加え、専用の機械で混ぜる工程を見せていただきました。

この釜のようなプレス機械と、いろんな穴の開いたプレートを使い、最終的に細い線香を生み出すのだそうです。

できた線香は段ボールの板に並べて、乾燥ルームで寝かせます。
中には、一般的な細長い線香だけではなく、外国人向けの可愛い形をした今風の線香も置いてありました。

貴重な制作工程を聞くのも楽しかったのですが、やはりなんといっても一番みんなが盛り上がったのは、オリジナル線香粉づくりです。
さまざまな原料の粉が用意されていて、原料による効果の違いが解説された用紙を見ながら、自分好みの粉を作りました!

ちなみに僕は、漢方系の安息香・龍脳・麝香を混ぜました!

都心から解き放たれるリラックス効果を得られるように、ストレス緩和と中枢神経の興奮を鎮めてくれる原料を使用させていただきました。

まとめ

「うず・うずカイギ#1 in Nikko×ワーケーション つながり、うずを生む場づくりを語る会」のレポートはいかがだったでしょうか。

今回、私が強く思ったことは「日光が好き。日光について学びたい。個性豊かなメンバーたちが各地から集まるワークショップを体験したい」という方におすすめしたいということ。

また、「エフェクチュエーション」という原則は、近年研究者と実業家の間で注目を浴びている思考法で、実はMBA講義でも最近頻繁に聞かれるワードです。

この「スマートワーケーション#Nikko」に参加すると、ビジネス授業を楽しくカジュアルに受けた気がして、とても今後の活動にためになりました。

1泊2日というスケジュールで、夕食・朝食込み(ブッフェ)で、普段お話を聞くことができない方から直接講義を受けられる体験・・・これで11,000円は破格すぎる!!

ぜひ、日光で開催されるワーケーションにもっとたくさんの人たちが参加し、ここでしから得られないたくさんの学びと新しい発見を体験してみてほしいです!!

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この記事を書いた人

JH STUDIO 代表(日韓の架け橋になりたい)

韓国ソウル出身、元日光住民。
現在は東京都に住み、映像・ウェブサイト・オフライン印刷物・デジタルマーケティングなどのコンテンツ制作・支援を行う。
2023年、スマ日メンバーとして参画。
元日光住民の視点から、日光コミュニティを動かす原動力を発信している。

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