観光以上、移住未満。日光に“関わる”という生き方— スマ日が目指す「関係人口」「活動人口」へ

こんにちは。スマートワークライフ#Nikko(通称:スマ日)です。
「日光が好き。もっと関わってみたい。でも、いきなり移住はむずかしい」——そんな声を、これまで本当にたくさん聞いてきました。
じつはその“間”の関わり方こそが、これからの地域をおもしろくする余白だと、私たちは考えています。
キーワードは 「関係人口」、そしてその先にある 「活動人口」。
この記事では、少し難しく聞こえるこれらの言葉をやさしく解きほぐしながら、スマ日のこれまでの取り組みと、これから目指す方向をストーリーを交えてご紹介します。

「住む」「来る」のあいだにある、第三の関わり方
まずは用語の整理から。
定住人口は、その地域に暮らしている人のこと。
交流人口は、観光や出張で一時的に訪れる人たちを指します。
では関係人口とは?——住んではいないけれど、継続的にその地域とかかわり続ける人のことです。年に数回の再訪や、オンラインでの情報発信、イベントの手伝い、遠隔での企画協力など、関わり方は実に多様です。関係人口は「観光以上、移住未満」とよく言われますが、私たちはもう一歩踏み込み、手を動かし、役割を持って地域に入っていく人を活動人口と呼んでいます。

たとえば東京在住の映像クリエイターJHさん。最初は紅葉の季節にふらっと日光を訪れ、次の年はスマ日のイベントで撮影スタッフに挑戦。三年目には地元の伝統あるお祭り「弥生祭」に参加し、現地の仲間ができました。住民票は東京のまま。でも、日光に来るたび“自分の場所”に帰ってきたような感覚がある。——これが私たちの言う関係人口から活動人口へと深まっていくプロセスです。

なぜ「活動人口」が必要なのか
人口減少や担い手不足が進むなか、地域の元気は人数の多さではなく、関わる人の質と継続性に左右されるようになりました。
外から来た人の視点やスキルは、思わぬ気づきをもたらします。デザイン、広報、写真、教育、エンジニアリング、通訳、イベント運営——地域に今すぐ雇用枠がなくても、プロジェクト単位で力を貸せる関わり方はたくさんあります。
一方で個人にとっても、仕事と暮らしの距離が変わりつつある時代。フルリモートや副業の選択肢が広がった今、都市に暮らしながらローカルで活動することは、キャリアにもメンタルにも良い循環を生みます。学び、信用、仲間、実績。お金以外の価値が積み上がるのが活動人口の醍醐味です。

スマ日の現在地:来やすく、混じりやすく、続けやすく
スマ日は、“関わりのきっかけ”をまちの中に描いていくことをミッションに活動しています。
日光に関わる入口(知る・話す・繋がる)
スマ日では、「知る」「話す」「繋がる」の3つの入口から、日光との関わりを広げています。
まず〈知る〉では、ワーケーションガイドやイベント情報、体験記などを通して、「関わる日光」のイメージを発信。
〈話す〉では、観光案内所「mekke」2階に常設された〈スマ日関係案内所〉で、コンシェルジュが週3日ほど常駐し、移住・起業・デザイン・キャリアなどの無料相談を行っています(会員はコワーキング利用も無料)。
そして〈繋がる〉では、さまざまなテーマで開催する交流イベント〈うず・うずカイギ〉を定期的に開催。登壇者の話を聞いたり、参加者同士が学び合いながら交流を深めたりする場で、日光に通うきっかけがここから生まれています。

関わりのステップ|観光以上、移住未満のはじめ方
まずあなたが始められることとして、スマ日では“関わりの階段”を少しずつ上がっていけるようにしています。
観光でも移住でもない、その間の関わり方を、自分のペースで育てていく——そんな5つのステップです。
知る:SNSや記事を通じて、日光での働き方や暮らし方を知ることから始めましょう。
「関わる日光」のイメージが少しずつ見えてきます。
話す:観光案内所「mekke」2階の〈スマ日関係案内所〉で、コンシェルジュに気軽に相談。
移住・起業・デザイン・キャリアなど、日光との関わり方を一緒に考えます。
繋がる:〈うず・うずカイギ〉では、テーマごとに登壇者の話を聞き、参加者同士で交流を深めます。
日光に“通うきっかけ”が生まれる場です。
参加する:会員さん主催の地域イベントやプロジェクトに関わってみましょう。
小さく手を動かすことで、仲間とのつながりが一層深まります。
続ける:季節ごとに日光を訪れたり、フェローや年次イベントに参加したり。
「また帰って来る理由」が、あなたの暮らしの中に根づいていきます。
階段はどこから上がっても大丈夫です。
大切なのは——“次の一段だけ”をゆっくり上がってみること。

はじめの一歩:迷ったらこの流れで
1.SNSをフォローする
まずはスマ日の公式SNSをフォローして、最新のイベント情報や活動の様子をチェック。
日光でどんな人が、どんな関わり方をしているのかが見えてきます。
2.関係案内所へ(旅の途中でもOK)
観光案内所「mekke」2階の〈スマ日関係案内所〉で、30〜60分の無料相談を。
あなたの得意や関心を一緒に棚卸しし、日光との関わり方を見つけていきます。
3.うず・うずカイギに参加
“誰がどこで何をしているか”が一気にわかる交流イベント。
気になる人に声をかけてみることで、新しい関わりが動き出します。
観光以上、移住未満。日光に“あなたの席”をつくりに来てください。
まずはメッセージ、または関係案内所でお会いしましょう。次の一段を、一緒に。




 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			