移住相談コンシェルジュ・インタビュー | 沼田英治さん

日光で挑戦する人が増えてほしい。ここには、それを受け止められる選択肢があるから。
人と深く関わりながら、地域と向き合う生き方がしたかったんです。

そう語るのは、日光市の地域おこし協力隊として、そしてスマートワークライフ#Nikkoで「移住相談」コンシェルジュとして活動する沼田英治(ぬまた・ひではる)さん

メーカーで総務・人事として長年キャリアを築いてきた彼は、58歳で新たな挑戦を選んだ。なぜ、その舞台として日光を選んだのか。そして今、どんな想いを胸に活動しているのかをスマートワークライフ#Nikko(スマ日)のJHが話を聞きました。

自己紹介をお願いします。

「茨城県出身で、大学は東京、その後は茨城に戻りの日立市で不動産を中心とした生活関連企業で、総務や人事を担当してきました。」

どうして日光に移住されたんですか?

「山や自然、温泉が好きで、ここは自分の “好き” が全部そろっていたんです。それに北関東でアクセスも良い。と感じたのが決め手でした。」

実際に暮らしてみて、ギャップや印象的だった出来事はありますか?

「まず、寒さですね。雪の積もり方も “あ、こんなに降るんだ” と驚きました(笑)。
でも、それ以外は思っていたほどギャップはなかったんです。生活自体はそんなに変わらない。宇都宮にもすぐ行けますし、買い物も困らない。
妻とも楽しく暮らしていますよ。“思った以上に快適だな” というのが最初の感想でした。」

実際にはどのような活動をされているんですか?

「日光市地域おこし協力隊・地域振興課の移住担当として、移住相談窓口や、移住者交流会の企画・立案を行っています。移住相談を受けるだけではなく、日光で人がつながれる、そして日光を知っていただく仕組みをつくることに力を入れています。」

最近の活動内容

  • 移住者交流会の主催 ― 新たに日光に移住してきた人の横のつながりを生む交流会
  • オーダーメイド型の移住相談 ─ 一人ひとりの希望に寄り添い日光暮らしを肌で感じてもらうための企画
  • 移住フェア出展 ─ 移住希望者に日光暮らしを知ってもらう機会の拡大

「悩んでいる方々にまず日光に来てもらって、私に話してもらとこで、不安は意外とスッと消えるはずです。」

日光暮らしの長所と課題ってなんだと思いますか?

「長所はたくさんあります。世界遺産があるまち、水がおいしい、自然が豊か、観光地の中で起業のチャンスがある。日光って本当に広いので、暮らし方の選択肢も多いんです。

日光東照宮

「一方で、外から来たからこそ見える課題もありますね。例えば、子どもの数は少ないし、夜のお店は早く閉まる。市域が広くて“移住希望者と空き家のマッチング”が難しいのも現実です。」

「実は、昨冬、すごく印象に残っている移住相談があって、日光で結婚式を挙げるほど日光を愛してくれている若いご夫婦がいたんですが、縁のある日光で民泊を始めたいと古民家を探していたのですが、希望の物件にうまく出会えずに最終的に他地域へ行ってしまったんです。」

移住フェアでコンサルティングを行う沼田さん

「”日光が嫌いになったからではなく、欲しい物件に出会えなかっただけ”。
その言葉から、移住希望者のニーズに迅速に応えられる仕組みづくりの必要性、そして私たちがまだ一歩前へ進める余地があることを強く感じました。」

理想とする「未来の日光」ってどんな姿ですか?

「“日光に住んでもいいじゃん!”と、自然に選ばれるまちになってほしいです。移住者の取り合いが起こるくらいに、魅力とチャンスのある地域にしていけたら嬉しい。」

その実現に必要なのはスキルではなく“マインド”だと言います。

「一緒にやろう、一緒に盛り上げよう、そう思える人が活躍できる土地です。起業など、新しく挑戦する人を応援できる環境をさらに整えていきたいですね。」

個別面談を行っている沼田さん

最後に、日光移住に興味を持っている人にメッセージをお願いします。

沼田さん

迷っているなら、とにかく一度来てみてください。
日光には”選択肢”があります!

「迷っているなら、とにかく一度来てみてください。日光には“選択肢”があります。自然の中で暮らすこともできるし、起業にも挑戦できる。観光地としての側面だけじゃなく、“生活と未来をつくる場所としての日光”を知ってほしい

悩むより、まず来て話しましょう。僕たち協力隊は、スマ日のコンシェルジュとしていつでもお待ちしています。」


新しい挑戦を求めて日光に飛び込み、今度は誰かの挑戦を支える側へ。
沼田さんのまっすぐな視線と言葉からは、日光を信じ、日光で生きる覚悟と、未来への希望が強く伝わってきました。

そのような沼田さんにぜひ会いに来てみませんか?

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