事業者・起業家目線で見る「新しい取組」がもたらすチャンス

― 人が集まるまち・日光の新しいビジネス循環 ―
こんにちは。スマートワークライフ#Nikko(通称スマ日)で活動しているJHです。
全国的に人口減少が進む中、日光ではここ数年、転入者やUターン層の増加を促す“静かな変化”が起きています。
世界遺産のまちとして知られるこの地域ですが、いま「観光するまち」から「暮らし、働くまち」へとシフトしようとしています。
この流れの変化は、単なる「人口を増やしたい地方」の話ではありません。
それは地域の消費・雇用・サービス、そして新しいビジネスの循環を生み出すきっかけでもあります。
ということで、これまでのスマ日の活動や地域との関わりを通して見えてきた視点から、日光の「今」と「取組」についてご紹介します!
観光から「ビジネス創出」のステージへ
これまでの日光は、世界遺産や温泉、豊かな自然環境を活かした観光中心のまちづくりが軸でした。しかし、近年では「観光+仕事」「暮らし+起業」といった複合的なライフスタイルが広がり、それに伴って新しいビジネスの需要が生まれています。
- 移住者やリモートワーカーを対象にした住宅・空き家リノベーション事業
- ワーケーション滞在者向けの長期宿泊・コワーキング施設の拡充

日光に関わる人の流れが広がることで、地域の消費・雇用・サービスの循環が活性化しています。つまり、日光で起業・事業展開を行う企業にとって、持続的に成長する環境が育ちつつあるということです。
「働く場」と「学ぶ場」が交差するまち
日光が『働く場』としても『学びの場』としても注目を集めている点は見逃せません。
地域におけるデジタル化支援、観光×教育の新しい研修プログラム(仮想空間)、地域共創イベントなど、知的交流の場が増加しています。

こうした環境は、企業にとっても貴重な“テストフィールド”となります。都市部の企業が新規事業や働き方の実験を行う拠点として日光を選ぶケースも増えており、特にワーケーションや短期滞在を通じて「事業×地域」の新しい連携モデルが生まれています。
地域と企業が共創する「小さな経済圏」
スマートワークライフ#Nikko の活動に見られるように、いま日光では、地域内の小規模事業者・自治体・都市部企業が連携し、“関係人口”を軸にした小さな経済圏が形成され始めています。
例えば、
- 移住前のワーケーション滞在を通じて地域課題を知り、そこから起業へつなげる人
- 都市企業がCSR・社会実験として地域の観光資源を活かした新プロジェクトを立ち上げるケース
これらはすべて、「人の流れ」が「経済の流れ」を生み出す事例です。地域と外の世界が出会い、交わることで、新しいアイデアやビジネス、そしてコミュニティが動きはじめています。日光という舞台に、人が集まり、繋がり、挑戦する。その連鎖が、地域全体を力強く動かしつつあります。
企業にとっての日光の魅力
「働く価値」と「繋がる価値」
企業視点で見た日光の魅力は、単なるコストメリットや自然環境だけではありません。
ここには、スマートワークライフ#Nikkoのような地域と共に成長するプラットフォームがあります。

- 都市部からのアクセスが良く、テストマーケティングがしやすい
- 自治体や市民団体がオープンな姿勢で共創を支援
- 歴史・文化・自然を背景に、ブランド及びビジネスを育てることができる
つまり、日光は「地方での挑戦」を試みる企業にとって、 “共にまちをつくる舞台”として理想的なフィールドなのです。
日光の新しい取組は「チャンスの兆し」
現在の日光市では、新しい活動とともに、地域ブランドの再生が進みつつあります。これは、まちが新たな価値を創出し、持続可能な発展へと歩みを進めていることを意味します。
いま日光で起きているのは、価値の流入と言っても過言ではありません。その流れの中で、企業や起業家が地域と共に成長するチャンスは、これからさらに広がっていくでしょう。
スマートワークライフ#Nikkoは、こうした「人」「仕事」「地域」をつなぐハブとして、企業・自治体・個人のあいだに新しい協働のかたちを描いていきます。ここ日光から、持続可能な地域ビジネスの未来が始まっています。
地域の垣根を越えた交流の場として、「うず・うずカイギ」をはじめとするスマ日のイベントを定期的に開催しています! みなさまもぜひ参加し、日光の新しい可能性を感じてみてください!



