【日光・関係人口特集】東京で働きながら日光と関わり続けるという選択 【金井颯汰】

こんにちは!
スマートワークライフ#Nikko(通称:スマ日)で活動しているJHです。

今回は、東洋大学大学院で都市環境デザインを専攻され、2026年4月から東京で就職しながらも、日光と関わり続ける生活を選択されている 金井 颯汰(かない・そうた)さん にお話を伺いました。

金井さんは、大学院にて「地域幸福度を考慮した地域づくり活動」に関する実践的研究を行っており、その研究対象として日光市における地域資源の活用に取り組んでいらっしゃいます。今回は、研究テーマの背景から日光との出会い、そして今後の関わり方について詳しくお話を伺いました。

目次

地域への関心はどのように芽生えたのでしょうか

金井さんは、大学生の時から抱いていた「地域(特に地方)の人たちと一緒にできることをやりたい」という想いが、勉強をしているうちに次第に強くなっていったと話してくださいました。

「市民協働による地域づくりが求められる時代の中で、研究という立場からでも地域に貢献できるのではないかと考えるようになりました。机上の理論だけでなく、実際の地域活動と結びついた研究をしたいと思ったことが、今のテーマにつながっています。」

学部から修士課程に進学するタイミングで、研究対象を埼玉県から日光市に切り替えたという金井さん。

「理由はとてもシンプルで、日光が好きだったからです。何度も通ううちに、ここでなら地域の課題も可能性も、より実感をもって向き合えると感じました」

地域研究のワークショップ
金井さんが取り組む日光関連研究

日光との出会いは「0フェス」

「日光との最初の出会いは、3年前に先輩に誘われて参加した日光で定期的に開かれる農業関連イベントの『0フェス』でした。そこで NiT(ニット/現・一般社団法人NiT) という団体と出会ったことが、その後の関わりを大きく広げるきっかけとなりました。」

NiTは、日光市において若者が地域と関わる場づくりやチャレンジを支援し、市外からの関係人口創出を目的として活動している団体です。

「最初は一参加者として関わっていましたが、地域の方々と話す中で、『もっと関わりたい』『一緒に何かやりたい』という気持ちが自然と生まれてきました。この体験が、今の活動の原点になっています」

日光の魅力は「仲間として受け入れてくれること」

金井さんが感じる日光の魅力について伺うと、まず挙げてくださったのは「人との距離の近さ」でした。

「他の地域では、お客様として接していただくことが多かったのですが、日光では一人の仲間として扱っていただいていると感じます。『これを一緒にやってみよう』と積極的に声をかけていただける環境は、とても元気になります。」

また、日光の人々は自分のやりたいことを率直に共有し、それを実行に移そうとする力がある点も印象的だと話してくださいました。

「やりたいことを遠慮なくぶつけてくださる方が多く、その姿勢自体が刺激になります。実行力のある方が多い地域だと感じています。」

日光の今市屋台祭りに参加

日光がさらに前に進むために必要なこと

一方で、日光が今後さらに前に進むためには、いくつかの課題もあると金井さんは語ります。

「やりたい想いを持っている方は本当に多いと感じています。ただ、その想い同士が出会う機会や、活動と人をうまく結びつける仕組みが、まだ十分に整っていないように思います。」

特に、地域活動に強い関心を持っている人だけでなく、普段はあまり表に出てこない人たちも含めて関われる場が重要だといいます。

「例えば農家の方など、地域を支えているけれどイベントや活動にはあまり参加しない方もいらっしゃいます。そうした方々とも、無理のない形で関われる交流の場が増えていくと、地域全体の動きがより豊かになるのではないでしょうか。」

また、研究の視点からは「点ではなく面で考えること」の重要性も挙げてくださいました。

「個々の取り組みはとても魅力的なので、それらが点で終わらず、面としてつながっていくことが大切だと思います。そのためにも、誰かが間に入り、マッチングや情報整理を行う存在が必要だと感じています。」

日光で実際に関わってきた活動

金井さんは、研究対象として日光を見るだけでなく、実際の地域活動にも積極的に関わってきました。

  • 今市マチナカグルメ会
     飲食店代表者と地域の住職の方々が交流し、地域内のつながりを深めることを目的として立ち上げられた団体
  • NiTのメンバーとしての活動

ご自身の立ち位置については、次のように話してくださいました。

「自分が前に立って引っ張るよりも、すでにある想いや活動を支え、つなぐ役割の方が合っていると感じています。」

江戸ワンダーランド 日光江戸村にて

社会人になっても日光と関わり続けるという選択

2026年4月以降は、月に2回程度のペースで日光を訪れ、ゲストハウスに宿泊しながらイベントの手伝いや地域活動に関わる予定です。

「日光は人を受け入れてくれる場所です。来るたびに新しい出会いや学びがあり、自分自身のモチベーションも自然と高まります」

金井さんにとっての日光とは

最後に、日光を一言で表していただきました。

新たな発見の場

「新しい価値観や人との出会い、人生観に触れられる場所です。日光には多くの資源がありますが、それをどのように活かしていくかを、これからも日光のために考え続けていきたいと思っています。」


東京で働きながらも日光と関わり続けるという選択は、これからの関係人口の在り方を示す一つの形と言えるのかもしれません。
スマートワークライフ#Nikkoでは、今後も地域と向き合い、関わり続ける人々の声をお届けしてまいります。

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